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お知らせ

検査が多いってホント?

以前、このようなご意見をいただいたことがありました。

「子どもが高熱を出して受診した際、診察するや否や“小さいので採血しましょう”と言われ、耳たぶから採血されました。後日別の病院でその話をしたところ、採血はしないで良かったと思うと言われました。無駄な採血はしないでいただきたいし、するならするで説明をきちんとすべきです。」

このケースの場合、検査に際してのご説明が足りなかったのだと思います。検査が多い・ムダな検査をするというご不安を抱かせてしまい申し訳ありません。

小児の診療ガイドラインというものがあり、当院はこれに沿って診療を行っています。たとえば、3歳未満のお子様が39℃以上の熱を出している場合は、奥に潜んでいる重大な疾患を見落とさないために末梢血の検査を行うこと、3ヶ月未満であれば38℃以上、0歳児の場合は末梢血の検査に加えて尿検査も行うことが示されています。採血の必要はないと言ってしまう事の方が安易な判断だと言わざるを得ません。

どのような場合でも当院で「不必要で過剰な検査」あるいは「ムダな検査」などを行うということは決してありません。検査を行う前にはきちんとご説明することを義務づけていますから、ご不明な点はご遠慮なくお尋ねくださいね。