小児科で診てもらえるのは何歳までですか?
日本小児科学会では20歳までを対象としています。米国では21歳、発展途上国では15歳未満としているところが多いようです。発展途上国で対象年齢が低いのは、子どもの就業年齢が低いからだと考えられます。我が国のクリニックの中にも14歳までとしているところがあるようですね。この場合なぜ14歳かというと、市販のおくすりなどに同封されている説明書に書いてあるのを読まれてお気づきかもしれませんが、15歳からは大人と同じ薬量を飲むことができるようになるからだそうです。
当院では児童福祉法に則って18歳までを小児と考え、原則的に高校を卒業するまでを対象としています。この年齢以上になると大学進学や就職などで親元・地元を離れ、当院にかからなくなる子ども達が多くなるからです。
ご本人やご家族のご希望があり当院外来への受診が適当と思われる場合は診察させていただいておりますし、慢性疾患など長期フォローが必要な場合は大人になってからも小児科に受診している人もいらっしゃいますよ。